(10)9つの歴史波動を駆使して予測を立てていく
歴史波動には9つの波動がある。
①文化波動→意味は文化・ソフト→周期は160年(80年×2)
②文明波動→意味は文明・テクノロジー→周期は320年(80年×4)
③攻撃精神波動→意味は権力闘争・積極的→周期は480年(80年×6)
④宗教波動→意味は宗教→周期は640年(80年×8)
⑤政治団体波動→意味は国家の統治・形態→周期は800年(80年×10)
⑥外交波動→意味は外交→周期は960年(80年×12)
⑦神国意識波動→意味は国家家の誇り・愛国心、モラル→周期は1120年(80年×14)
⑧法律波動→意味は法律→周期は1280年(80年×16)
⑨天命波動→意味は経済→周期は80年
文化と文明の違いは文明と言うのがテクノロジー、文化と言うのがソフトである。⑤の政治団体波動と言うのは中央集権になるのか、地方分権になるのか、日本と言う国が地方分権に移行するのは何年かかるかと言うのも計算できる。これが800年である。⑥の外交は鎖国状態になるのか、あるいは開かれた国になるのか、これが960年。⑦神国意識は日本史の主な出来事をバーツに入れていって発見したという。これが1120年。
日本文化研究家の村山操先生は、文明800年説と言うのを唱えておられた。五島氏は800年だけではなく、9つの波動を用いる。この9つの波動で天命波動(周期は80年)だけを取ると、個人の一生を占う天占易学と言うのができる。今では天命波動だけが独り歩きして、その他の歴史波動は凍結状態になっているという。(理由は難しくてついてくる人がいないからだという)
五島氏が20年前に日本の天命波動を計算したのだが、日本はこういう状態になっているという。
1971年にスタートして、ピークが1991年。水平線が2011年になったので、2011年に何かが起きるなと思っていたという。そしたら、東日本大震災が起きてしまった。20年後が2031年、さらに20年後が2051年、こうして計算していくと、前半部分は量の時代で、量的拡大。後半部分は質的充実と言うことになる。
聖徳太子の大化の改新あたりに中央集権国家ができたので、そのあたりを日本の誕生日と考えて作ると、以上のような数字を五島氏が20年前に計算したという。2011年3月11日が起きる前に、1991年と言う年に何が起きたのか。ちょうどバブルが崩壊する時代である。だから明らかに質的充実の時代に入ったのである。日本は、2018年~2025年という7年間は、モノの考え方を価値転換しなければいけない。モノを大切に使う時代だという。価値転換をして行かないと、うまくいかないという。逆に言うと、一つのものを大切にすると、運が良くなる。五島氏がカウンセリングをするときは、日本の波動をベースにして、個人の誕生日を入れてどこから人生が始まるかを見るという。
日本がどうなるかと言うのも、既に割り出しているという。アメリカも中国もドイツもロシアも、全部計算できる。勿論、地球全体も計算できる。ところが、こういう壮大な学問をつくったのだが、ついてくる人がいないという。だから、今では五島氏のお遊びになっているという。
歴史波動を使うと、1万年後、3万年後、全部計算で予言できる。これを五島氏は歴史波動と名付けた。法則性が必ずあるならば、その法則性を数式で表してみようと思ったわけである。
それに基づいて国家の運営をすれば、役に立つのではないかと思った。歴史波動を使って、政治家にも理解していただきたいし、政経塾をつくりたいとも思っている。(五島氏)