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飛鳥昭雄氏による「日月神示」の霊感語訳(61)

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(61)天体規模の天変地異

(富士の巻・第19帖 獣の性来いよいよ出すのぞ)

 神界の秘密は「日月神示」の中でいくつも公開しておいたが、救世主が再臨する寸前、世界中で超弩級地震が続発し、異常なまでの気象異変が人類を襲うだろう。役人崇拝思考と官僚主義に慣れ、危機管理能力が著しく欠ける日本人の多くは、茫然自失して押し流されていくだけである。世界は獣のような姿で地を徘徊する者と、物心ともに準備を怠らなかった者とに分かれ、天地ほどの差となって具現化する。

 地を這いまわる者を集める本物の獣が現れるが、この獣は世界を滅ぼすことになる。人類は水と火の大災害を受けるだろう。それが眼前に迫っている。途方もないカタストロフィで天地が撹拌されるが、神の慈悲が無ければ、誰一人として生き延びる者はいない。未曾有の天変地異が終焉した後、神が選んだ浄化された者達が現れ、神と共に弥勒の世を創っていく。

 愛が無くこの世に染まった者や、傲岸不遜に陥った者に逃げ道はない。水が高きから低きに流れるように、。時に押し流されるだけの者は、自ら選んだ道なので神は放っておかれる。それでも、滅びゆく者の中から、光を求める者を見つけ出し、神界への道を開かれる。しかし、その時間は一時とあるように、滅亡の寸前まで時が限られている。時が満ちる前に一刻も早く悔い改めねばならない。間に合わなくなるからだ。世界は互いに血を求めて戦争し、獣のような者達で満ち溢れるだろう。それでも悔い改めない者はどうしようもない。

(解釈資料)

 世界を滅ぼすハルマゲドンは、天体規模の天変地異と連動して起きる。その規模は破壊的で神の慈悲が無ければ人類は誰一人として生き延びることができない。

「地は、酔いどれのようによろめき、見張り小屋のようにゆらゆらと動かされる。地の罪は地の上に重く倒れて、二度と起き上がることはない」(「イザヤ書」第24章20節)

 これは地軸移動か極移動と思われる。どちらにせよ、地球は傾き引っ繰り返る。世界は大激変を起こすが、そんな天変地異が起きたとき、世界の大陸や島々は急速に移動して元に戻り始める。昔の世界の状態へと戻るのだ。

「すべての島々は逃げ去り、山々も消え失せた」(「ヨハネの黙示録」第16章20節)

 アルプスやヒマラヤが大陸衝突の「造山運動」で盛り上がった地形なら、それが無くなることは、大陸の逆行つまりプレートの逆回転しかありえない。その陸地の上に生きている人類が助かるとは到底思えない。

「第7の天使が、その鉢の中身を空中に注ぐと、神殿の玉座から大声が聞こえ、事は成就したと言った。そして、稲妻、様々の音、雷が起こり、また、大きな地震が起きた。それは人間が地上に現れて以来、未だかって無かったほどの大地震であった」(「ヨハネの黙示録」第16章17~18節)

 平野の多くに大都市があり、そのほとんどが海面に面しているため、数百メートルを超えるハルマゲドン津波で、世界中の大都市のほとんどは消滅する。

「第2の天使がラッパを吹いた。すると、火で燃えている大きな山のようなものが、海に投げ入れられた。海の三分の一が血に変わり、また、被造物で海にすむ生き物の三分の一は死に、船と言う船の三分の一が壊された」(「ヨハネの黙示録」第8章8~9節)

 日月神示にある獣も「ヨハネの黙示録」にその登場が預言されている。

「・・・すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印の有る者でなければ物を買うことも売ることもできないようになった。この刻印とはある獣の名、あるいはその名の数字である。ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である」(「ヨハネの黙示録」第13章16~18節)

 世界が滅亡する寸前まで神が救う者とは、預言者が管理する原始キリスト教会で、神権によるバプテスマを受けた者達である。彼らは獣を崇拝せず、神によって隠される。彼らは空中に消えるように地上から姿を消すことになる。

「主の言葉に基づいて次のことを伝えます。主が来られる日まで生き残る私たちが、眠るについた人たちより先になることは、決してありません。即ち、合図の号令がかかり、大天使の声が聞こえて、神のラッパが鳴り響くと、主御自身が天から降りて来られます。すると、キリストに結ばれて死んだ人たちが、まず最初に復活し、それから、私たち生き残っている者が、空中で主と出会うため、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられます。このようにして、私たちは何時までも主と共にいることになります」(「テサロニケ信徒への手紙1」第4章15~17節)

 こうして地球は旧約時代の「ノアの大洪水」でバプテスマを受け、新約時代の「聖霊の火」による按手礼によって、悔い改めを完成させ福千年に入っていく。つまり、地球は神の火によって火だるまになることを意味している。しかしそれが死ではなく再生を意味する。

「第4の天使が、その鉢の中身を太陽に注ぐと、太陽は人間を火で焼くことを許された。人間は激しい熱で焼かれ、この災いを支配する権威を持つ神の名を冒涜した。そして、悔い改めて神の栄光を讃えることをしなかった。第5の天使が、その鉢の中身を玉座に注ぐと、獣が支配する国は闇に覆われた。人々は苦しみ悶えて自分の舌をかみ、苦痛と腫物の故に天の神を冒涜し、その行いを悔い改めようとはしなかった」(「ヨハネの黙示録」第16章8~11節)

 「日月神示」は「旧約聖書」「新約聖書」と完璧に対応し、戦時中に岡本天明に下った神「天之日津久神」の正体が「国常立尊」でもあり、「天照大神」でもあった。つまり、ヤハウェであるイエス・キリストが天明を日本を通して世界を救うために召し上げたのである。


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